このページの最終更新:2005/7/21


HONDA RACOON MM50(AD02) 思い出のバイク (page-4)

まさか同じバイクを2台持つことになろうとは…
▲1号と2号を並べてみました。 (2005/7/16)

ラクーン2号(黄)のメンテナンス記録

9.走行可能状態にする (2005/7/16)

元値が1万円だった割に非常に程度が良かった黄ラクーン、このまま部品取りにするのはしのびないと、走行可能状態にして維持することに方針を変更しました。2台持つことになったので、赤い方を1号、黄色い方を2号と、今後呼称することとします (^^;)。2号はナンバーも登録し、自賠責保険も(予算の都合でとりあえず2年だけ)加入して(任意保険は軽乗用車の特約でカバー)、手続き上は走れる状態になりました。後は実質的に走れる状態にするだけです。

到着した2号の状況とエンジン動作試験の結果から、どうしても対処が必要なのは以下の通りでした。

  • タイヤが前後ともボロボロ

  • ヘッドライトバルブ切れ

  • ウィンカーが点滅しない

  • 左前ウィンカーが点灯しない

  • 前ブレーキの動作が渋く、効きが突然

  • チェーンが固着気味

また、各部を点検して対処したいと思ったのは以下の通りでした。

  • 点火プラグはそんなに劣化していないが、汚れている。

  • ハンドルのサビはちょっとあんまり。

  • ガソリンタンクからキャブ行きの燃料ホースは透明なものに変えたい。

以上を踏まえて、2号に対するメンテナンスを実施することにしました。

A.タイヤ交換&フロントブレーキシュー交換

何をおいても必要なのが、劣化したタイヤの交換です。今回はバイク屋さんに任せるのではなく、自力で交換作業を実施してみました。幸いなことと言うか残念ながらと言うか、私はチューブタイヤのバンク修理の経験が無く、リムにタイヤを付け外ししたことが無いんです。毎回はともかく、一度は自力でやってみたいですから。

エアバルブのナットが斜めに…フロントタイヤは溝こそ結構残っていましたが側面はヒビだらけ、側面の製造番号は 4220 とありますので 1980 年か 1990 年の5月頃の製造です。状態からすると多分 1980 年でしょうね。エアバルブをリムに止めるネジが斜めに入っているなど、なかなかイカス状態でしたので、迷わずチューブも交換です。サイズは現行のカブと同じ 2.50-17 なので助かります。

リアタイヤは接地面がまっ平らになるまで磨り減っていて、いや、ちょっとこんなになるまで走るのはダメでしょ、と言う感じ。側面もヒビでボロボロです。製造番号は 1500 でイノウエ製、これも多分 1980 年末頃なんだと思います。ひょっとすると、前後とも新品納車時のタイヤがそのまま、なのかも…。サイズは 3.00-14 なんですが、現行車に同サイズが極めて少ないのが難点です。1号のタイヤを交換した時はイノウエ製の純正品を使いましたが、取り寄せになる上に結構高価でした。で、多少の幅の違いなら類似サイズが代用可能と言う話を聞きまして、14インチ車のリトルカブ用の 2.75-14 を、今回は使ってみることにしました。リム幅はリトルカブもラクーンも 1.60 で同じなので、フィーリングが変わる程度で問題無く使えるはずです。タイヤがこの状態ですから、チューブももちろん交換です。

ネット通販で到着したタイヤ。剥き身の荷姿。カブ用のタイヤなら大概どこでも転がっているでしょうし、リトルカブ用のもバイク屋に頼めばすぐだと思いますが、丁度忙しい時期だったこともあり、また、もともと部品取りのつもりで予算措置をしてなかった2号には、あまりおカネをかけられませんので、費用削減のため、格安ネット通販でタイヤとチューブを注文することにしました。タイヤ2本とチューブ2本で送料込み 5,700円。でも届いてびっくり、タイヤを2本束ねて縛り、タイヤの内側にチューブ2本をビニル袋に入れ、荷札とともにテープで固定してあるだけの「剥き出し」状態の荷姿でした。格安価格のため梱包コストも削減している訳でしょうが、考えてみればタイヤはそもそも過酷な環境で使用されるものですし、荷姿がこんなでも宅配便で運ばれている間は車の中ですから雨ざらしにはなりません。この荷姿なら何か上から重いもので押しつぶされることも無いでしょうし…結構、合理的なんですね。

リムバンドはサビが侵食していてこの通りタイヤの納品前に2号をカメノコ状態にして、前後ホイールを外し、タイヤレバー2本でホイールからタイヤを外しました。タイヤレバーはパンク修理用に常備してましたが、使うのは今回が初めてです (^^;)。古いタイヤはかなり硬化して、外すのに結構苦労しましたが、外した後は廃棄するだけなので気兼ねせず力いっぱいコネました。古いチューブは輪切りにして再利用するつもりでしたが、リア側はパンク防止剤を充填したのか内部がベトベトでしたので、そのままゴミ袋行きでした。

古チューブを螺旋状に切って作った平ゴムで、リムバンドを作成さて、スポーク式ホイールはスポーク部分の気密がとりづらく、チューブレス化が難しいのでチューブタイプになる訳ですが、スポークの頭はリムの内側に出ていますので、そのままだとチューブと接触します。ここが擦れるとパンクの原因になってしまいますので、リムの内側には接触防止用の「オビ」が巻かれるのが通例です。このオビはラクーンのパーツリストによると「チューブフラップ」と言う名前なんですが、一般的には「リムバンド」ですよね。2号のリム裏を確認しましたら、スポーク穴やバルブ穴から若干の浸水があったらしく、結構サビが出ていて、それがリムバントにも影響を与えていました。状態は右上の写真の通り(わかり易いようにバンドは裏返しています)。再使用は避けたいところです。

リムのサビ落としこの部品は汎用性が高いので多分純正品の取り寄せは可能でしょうし、要はスポークの頭とチューブが接触しないようにするものなので、バイクのメンテ雑誌などでは「ガムテープで代用」と言う手も紹介されています。私もガムテープにしようかと考えたのですが、ふと目に留まったのが先ほど外した古いチューブでした。これを螺旋状に切り裂けば、適当な幅の平ゴムができるはず…。早速実行し、出来上がったのが左上の写真です。螺旋状に、というのがなかなか困難で結局かなり波打ってますが、そこそこいい出来です。ゴム用のボンドG17で輪にしましたが、接着力が十分かどうかはちょっと不安…。

処理が終了した前後ホイール。スポークが未処理のため見た目はあまり良くない。リムは中も外もサビなどで結構汚れていましたので、定番 CRC555 &ワイヤーブラシでガリガリ削りました。そこそこ綺麗にはなりましたが、サビが深いところは黒く残ってしまってます。まあ、本格レストアと言う訳ではないのですし、リムは新品が手に入るので、ここは適当なところまで、外から見える部分はスチールウールで磨きましたが、これが結構綺麗になるのでビックリです。右上の写真がリム内のサビ(処理後)と、スチールウールで磨く前後のリム表面の状態です。

左の写真が作業終了後の前後ホイールです。今回はスポークはそのまま手をつけませんでしたので、見た感じはそんなに良くありません。しかし、スポークまで処理するとなると、ホイールの分解・組み立て作業となり、スポーク式なのでホイールの芯出し作業など、ちょっとシロウトにはきつい作業が必要になってしまいます。まあ、スポークだけ銀の塗料でハケ塗りするって方法もある訳ですので、処理は後回しってことで。

手製のリムバンドを入れ、タイヤを装着。さて、タイヤの組み付けも初体験です。手製のリムバンドを入れ、タイヤを片側だけリムにはめて…ここでわずかに膨らませたチューブを入れるんですが、リムに片側だけはまっているタイヤの内側ってのは…非常に狭くて、指が自由に動きません。プロのバイク屋さんの作業を見ていると、エアバルブをリムの穴に通すのってあっと言う間なんですが、私は10分以上も悪戦苦闘しました。手製リムバンドのエアバルブ用の逃げ穴、もっと大きくしておけば良かったかな〜、でもあまり大きくするとそこから裂けるしなあ…。

何とかチューブを入れた後は、タイヤレバーを使ってタイヤをはめ込む作業です。チューブの噛み込みが起きないように神経を使わなくてはいけないのですが、新品のタイヤは硬いので力任せにしないとラチがあきません。何とか入って、空気圧を高めに入れてみたら、タイヤのビードが一部出てません。あ、ここはビードクリームとか石鹸水とかで摩擦を落とす必要があるんだっけ。…ん〜、CRC555 でいっか。プシュ。再度空気を入れ…ちょっと待てよ、555 だとずっと潤滑したままだから、最悪、ホイールとタイヤが滑ったりしてヤバいじゃん!。エア抜き!、ビード落としてパーツクリーナーで CRC 除去、ウェス拭き取り!。再度エア入れて、とりあえずハンマーでタイヤの側面叩いて…よし、だいたいビード出たな。…あれ、エアバルブのとこだけ出すぎてるぞ?。エア抜いて…ん〜…あれれ、こりゃチューブの端とビードが噛んでるっぽいぞ。タイヤレバーの先でツンツン、ゴリゴリ。チューブに傷が入ったりしたらコトだけど大丈夫かな…、よし引っ込んだ。エア入れて…だいたいOKかな。

と、まあ、こんな感じで (^ ^;)、前後2本のタイヤを交換するのに2時間近くもかかってしまいました。こりゃ、いい経験になりましたが、旅先のパンク修理ならともかく、タイヤ交換目的だったら迷わずバイク屋さんに持ち込むべきだ、と実感しました。いや、慣れれば何てこと無いのかも知れませんが、初体験の上、ただでさえムシ厚い梅雨の気候で、空調なしのガレージでの作業ですから、作業者の精神状態を考えると、タイヤ交換作業は危険ですな。…とりあえずエアを 2.5kpa ほど入れて1日放置、リアは漏れなしでOKでしたがフロントが 1.8kpa あたりまで落ちてしまいました。原因がよく判らず、もう一度抜いて入れなおして更に1日放置したところ、今度は大丈夫でしたので、たぶん最初はエアバルブ内の新品のムシが落ち着いてなかったとか、うまくはまってなかったとかじゃないかと思ってます。

タイヤを車体に組み付ける際、前後ドラムブレーキの清掃を行いました。前後ともにシューの残量は十分あるように見えたのですが、どのくらい前に交換されたものなのかわからなかったこともあり、前だけは新品のシューに交換しました。後ろは…とりあえず効いてるみたいだし、いいかな、と。

B.ライトとウィンカー対策

ウィンカーが点滅しないのはリレーの不良でした。某ネットオークションで汎用の 6V リレーを調達 (1,000円) し交換してOK。ヘッドライトのバルブはバイク用品店で購入した 6V 25/25W の新品バルブ (800円) に交換。この2つは単に交換するだけでしたので楽でした。

左前ウィンカーが点灯しないのは、ウィンカーバルブが破損していたのが直接の原因なんですが、どうやらバルブの破損は左前ウィンカーケースの変形によるもので、察するに、前オーナーが左前に転倒してウィンカーを地面か何かに激突させたんでしょうね。バルブは某ネットオークションで調達していた 6V 8W の新品 (180円) に交換しましたが、ソケットがウィンカーケースと一体で、そこが若干歪んでいるので座りが悪いようです。とりあえず歪みを直し、外れていた金具を差し込んで点灯するようにしましたが、近々に、ケースごと交換するか、歪まないよう接着剤を流すなどの対処が必要そうです。

C.ハンドル交換

某オークションでハンドルを調達表面にサビが出てヒドイ状態のハンドルですが、さすがに新品パーツの在庫はメーカーにはありませんでした。まあ、流用の容易な部分なので、バイク用品店あたりで適当なハンドルを探してくればいいのでしょうが、店頭価格は4〜5千円と結構するのでパス。で、某ネットオークションに丁度そのころ、ラクーン1台をまるごと解体したのか、パーツの出品が一通り出ていました。その中に、ハンドルとグリップ・レバー類が一式ついたものが 2,000円であり、写真を見たところかなり良い状況だったので入札し、競争者なしで落札。送料込みで 3,100円でした。

新旧ハンドルの形状が異なっていました到着した品物は程度も非常に良く、配線類も綺麗。…で、よく見るとハンドルの「高さ」が違うのです。中央の取り付け部分から左右、アメリカンタイプならではの「持ち上がり」部分がある訳ですが、この部分の高さが、2号についているものより 5cm は高く、1号のものよりも 3cm ほど高いのです。パーツリストのイラストを見る限りでは、調達したハンドルこそが純正品のようで、だとすると、うちの1号も2号も、付いていたハンドルは社外品だった、と言うことになりますね。

左スイッチ部のネジをナメてしまって外せない!さて、2号からサビサビのハンドルを取り外し、調達したハンドルを取り付けようとしたのですが…ここで問題発生。調達したハンドルについていた左スイッチ部(「ウィンカースイッチ 35210-180-003/005」) を固定しているネジ2本が非常に硬く、1本は外せたものの、1本はとうとう頭をナメてしまって外せなくなってしまったのです。引っ込んだ場所なので、プライヤーで掴むとかマイナスネジを切るとかの手も取れません。まあ、2号のスイッチを外し、調達したハンドルについてるスイッチを配線して使う方法もありますが、スイッチから伸びてる配線は多いし、動作している2号の配線をむやみに外したくないし、いくつか配線を見比べてみると同じ箇所なのに色が違っていたり…やはり、ここは2号に元からついているスイッチを使いたいところです。

サビを落としてみたら、結構綺麗になったこの日のうちに作業を終わらせないと、1号が帰ってきてガレージ内の場所を調整する際、2号を動かすのに支障があります。そこで、ハンドル交換はとりあえず断念し、サビを磨いた上で元の通りに組み付け、ハンドル交換はナメてしまったネジを何とかしてから再実施することにしました、とほほ (-o-;)。

で、2号のサビたハンドルを CRC 555 とワイヤーブラシでガシガシ…ん、結構綺麗になるじゃん。スチールウールでコスコス…。へぇ〜、結構いけるよこれ。まあ、サビが食い込んでメッキ面がザラザラな部分もあるし、サビが黒く残っちゃうところもあるんですが、結構「見られる」状態にまでなりました。こんなことなら、無理にハンドルを用意しなくても良かったかも。

D.チェーン洗浄

チェーンも固着気味で本当は交換したいところなのですが、とりあえずは洗って再利用を考えます。幸いクリップ式だったので、ラジオペンチでクリップを外してチェーンを抜き取り、大きめのタッパに灯油と一緒に入れて2時間放置し、その後両手で抱えてシェイク!シェイク!。真っ茶色になった液体からチェーンを抜き出し、ウェスにくるんで灯油分を拭き取りました。洗浄後のチェーンは…まあ、ちょっと渋いけどまだ大丈夫でしょう。

E.ガソリンタンク・オイルタンク・燃料ホース

給油口から覗く限りはあまりサビの出ていないガソリンタンクですが、底の方には異物が入っているかも知れないし、実は異物を1つ入れてしまった (エンジン動作確認で1リットルだけガソリン入れる際、混合ガソリン作成用の2リットルポリ容器から注いだのだが、その時間違ってプラスチックの注ぎ口キャップをタンク内に落としてしまった) ので、ガソリンタンクを外してひっくり返すことにしました。ガソリン抜きの方法はこんな感じです。まずガソリンコックを閉め、コックの出口からキャブレターに行く燃料ホースを外します。で、別に用意しておいた新品の燃料ホース (1m) を仮付けし、ガソリン受けに2リットルの混合ガソリン容器を用意して、コックを RES にしてガソリンを抜きました。

オイルとガソリンを抜いてタンクをひっくり返しシェイク…と、サビ状の固形物が大量に!また、オイルタンクの 1/5 くらいにオイルが残っていたのですが、これが一体いつ入れられたのか、どんなオイルなのかは不明です。これもどうせ抜かないとひっくり返すのに支障がありますので、ついでに抜き取って新しいオイルに換えることにしました。ガソリン抜きの後、オイルポンプからオイルタンクに伸びているチューブを、オイルタンク側のストレーナーの接続部分で抜き、すぐにタンクから漏れ出てくるオイルをコップで受ける、という手順で進めました。出てきたのはだいたい 200mL でしたが、結構綺麗な状態でしたので、2号は比較的最近まで実働状態だったようですね。なお、分離給油の2ストではオイル経路に気泡が入らないよう配慮が必要ですが、この方法だとオイルポンプからのチューブにはオイルが詰まったままなので、あまりエアを混入させずに済みます。抜けるオイルが全部出た後、ストレーナーの出口には古いボルトを差し込んでおきました。

これでタンクを車体から外してひっくり返せるようになりましたので、ボルトを抜いてタンクを外し、シェィク!、シェイク!。洗面器を受け皿にして給油口を開け、逆さにしてみましたところ、コックの RES でも抜けなかったガソリンと一緒に、異物のプラ製キャップの他、サビのような黒い砂状の固形物がサラサラと出てきました。うわ〜、見た感じ綺麗なタンクなのに、こんなにサビが入ってるんだ… ('o')。これはぜひ、近々に、タンクのサビ取り作業をしなくてはいけません。綺麗なタンクでも要注意ですね。

燃料ワースを新品に交換し、フィルタも入れてみましたが…さて、せっかくタンクが外れてキャブ回りが良く見えるようになりましたので、燃料ホースを新品に交換することにしました。たぶんこの部分は 25 年前の新車当時のパーツがそのままでしょうし、真っ黒なので内部は見えません。流れるガソリンの状況を目で見れるといろいろ便利だろうと考え、内径 4.5mm の透明なフューエルホースを 1m (1,050円) 調達しておいたので、これに交換することにしました。また、ガソリンタンクの出口にはストレーナー(フィルタ) がついているとは言え、サビなどがもし流れると困りますので、準備しておいた安物のガソリンフィルタを通してみることにしました。

結局、フィルタを外して直結に戻しました。…が、このフィルタの装着位置が悪かったのか、フィルタを通すと圧力が変わるのか、フィルタの出口からキャブ方向にうまくガソリンが流れなくなったようです。この後、全て組み上げた後にエンジンの始動を試みるんですが、全然かからなくて…。透明にしていたおかげでガソリンの流れが良く見えるので、試しにフィルタ経由ではなく直結のホースを作って繋ぎなおしたら、スムーズにガソリンが流れて問題なくエンジンがかかりました。ありゃま。

そんな訳で、とりあえず燃料フィルタを通すのは保留とし、新品の透明ホースで直結した状態にしておくことにしました。

なお、オイルチューブの方も新品にしたいところでしたが、内径 5mm で透明の適当なチューブがバイク用品店に無かったことと、2号にもともとついているチューブが透明でオイルの状況が何とか見えることから、交換は後日まで保留と言うことにしました。分離給油の2ストエンジンではオイル回りはアキレス腱、やはり、シロウトには手を出したくない場所てすし…。

F.点火プラグ

ネット通販で購入した新品の B7HS (315円) に交換しました。が、エンジンの始動試験でなかなかかからず、途中で手持ちのイリジウムプラグ BR8HIX (1,500円) に交換、その後、始動不良の原因が燃料ホースとわかった後、B7HS に戻そうかと考えたのですが時間切れでそのままとなりました。まあ、別段このままでもいいか、と思ってます。

G.エンジン始動

やっと可動状態に一通りの作業が終わり、退避したガソリンをタンクに注入。オイルは以前スーパーゾイルを試したときに、残りで作っておいたゾイル入りホンダ純正2ストオイル (350mL) を注入しました。ガレージから表に引っ張り出し、ようやく、ちゃんとエンジンがかかるかどうかのテストです。

が、最初は全然かからず、キックの体力が尽きると押しがけ…汗だくとなりました。エンジンがかかる前提で維持方針にしたが、こりゃ早まったかな…とか思いましたが、プラグか混合気か、と色々悩み、結局は燃料ホースを直結に交換で解決して、一安心。さすがにモウモウと白煙が上がりましたが、しばらくするとおさまり、そこそこ軽快な音を立てます。アクセルのたいするレスポンスも良好で…これは、ひょっとしたら1号より調子がいいかも知れません。

とりあえず周囲をぐるりと一周…うむうむ、これは調子いい。1号よりパワーを感じるぞ。バイク屋さんまでひとっ走り、いいぞいいぞ、パワフルだ。これならもっとスピー……っと、まった白バイだ。梅雨明けでノルマ達成のネズミ捕りだろうな、モンキーが捕まってる、気の毒に…。とか何とか、バイク屋さんまでの往復はすこぶる快調でちょっとびっくり。元が1万円とはとても思えない快調ぶりです。こりゃアタリかも。

10.いきなりトラブル (2005/7/16)

1号が帰還し、2号と並べて写真を撮ったりしているうちに疲れが出てきました、朝早くから作業を開始してもう昼過ぎ、梅雨も明けたようなカンカン照りの天気。とりあえず今日はここまでにして自宅に帰ってクーラーに当たろう、と、可動状態になったばかりの2号に跨ってガレージを出発、一路自宅へ…。

ガガガッ

チェーンカバーのステーが曲がって…いきなり後輪がロックし急停車です ('o')。降りて後輪を見ると…あららら、チェーンが外れてスプロケの固定ボルトを噛んでるぞ。ありゃ〜、チェーンカバーのホルダが曲がっちゃってる!。うわ、これじゃチェーンがスプロケから外れないから、身動き取れない…。幸い、ガレージから 300m ほどしか離れていなかったので、2号を路肩に置いてガレージに戻り、工具を持って2号の元へ。チェーンカバーを外し、カバーホルダーをチェーンと干渉しない位置まで更に曲げて、チェーンがスプロケットから外れ、後輪が回転するようになりました。そのまま2号を押して灼熱のガレージに逆戻り…。とほほ。

疲れているところに予定外のトラブルで精神的にちょっと参ってましたが、とにかく原因の見当くらいはつけないと落ち着かない、とガレージで2号を観察です。チェーンが外れるとは、チェーンの張りが緩すぎたのか、リアアクスルの固定がしっかりしてなかったのか…ともかくアクスルを緩めてチェーンをかけ、張り調整をし直…ん?、ちょっと待った。左のカラーとリアホイールの接続部分、曲がってるぞ?。リアアクスルを回転させると、カラーが「うねる」!。え?え?、リアアクスル曲がっちゃったの?。えと、リアをジャッキで上げて、スタンドで固定して、アクスルのナットを外してシャフトを抜…抜…っ抜けねぇ!。この、このっ、フン!、(悪戦苦闘20分) ゴソッ。はっ、はぁっ、よ、よっし、抜けたぞ。…あ、あ〜あ〜あ〜。こりゃ見事に曲がってる…。


▲いきなりチェーン噛みのトラブルでシャフト曲がり…

最初にリアアクスルを抜くときも、そう言えばかなり苦労した気がします。ひょっとしたらもともと、若干曲がっていたのかも知れません。が、曲がっているのはまさしく、リアのスプロケットの位置。チェーンが緩かったのか、それともチェーンが振れるようなアクスルの状態だったのかわかりませんが、それでチェーンが外れて噛み込んで、その力があまりに強くてシャフトが曲がってしまったんでしょう。せっかく動くようになったのに…。バイク屋さんにこのアクスルを持参したら、びっくりされました。幸い、メーカーに在庫があるそうなので注文しましたが、連休でもあり到着するのは来週、と言うことは、2号の試乗は来週末までオアヅケです。

また、噛み込んだチェーンの方も、見た感じでは無事のように見えますが、どこかにダメージでもあれば、走行中にいきなりバチーン!と切れる危険性があります。と言う訳で、チェーンも新品を調達しなくてはいけません。チェーンカッターなんて持ってませんから、420 の 104 コマ品を探さなくては…。

2005/7/16 メモ

2号の試走と1号の引き取り、最後の2号のアクスルシャフト曲がりのトラブルで、今日はいつものバイク屋さんに3回もお邪魔してしまいました。で、その時の雑談で、ラクーンのリアのドリブンスプロケットの入手難の話をしたところ「そんなの特注すれば大丈夫」と言われました。特注、となるとずいぶんするんじゃないか、と思っていたのですが、スプロケット製品で有名な AFAM の引受ける特注品製作は、どうも1万円ちょっとで済むらしいんです。

同社の Web サイトで確認すると、確かに、素材+基本料金その他で1万円ちょっと。単品としては高いのかも知れませんが、わざわざリトルカブのスプロケットを使うためにリアホイールごと交換しよう、なんてコトを考える私のような人間だと、そのくらいの金額はすぐに「お試し」で使ってしまいそうです。また、レース用途なら、色々な歯数のスプロケを用意して調整するとか、数回使って使い捨てにするとかで、特注スプロケを必要とする機会は多いかも知れませんが、私がラクーンを乗る限りにおいては、この先10年・20年のうちに1回換えるかどうか、でしょう。ひょっとしたら、今のスプロケが減らないうちに、フレームやエンジンの方が死んでしまうかも知れません。だったら、必要になったら特注すればいい訳で、無理してホイール移植とか考えなくてもいいですよね。言われてみればその通り。

部品の入手難の点では、CDIについても話題になりました。CDI 点火方式のバイクは CDI が死んでしまうとオシマイです。こちらは電子回路ですから、スプロケットよりも確実に、いずれ壊れてしまうでしょう。「こればかりは手に入るうちに手に入れておくのがベストだ、でも、CDI も特注はできる。1ロット十数個で単価6万円とか、すごい金額になるけど、しょせんは電子回路だから作れないはずはない。いざとなったらそういうのもあるんだから、絶望することは無い」とのアドバイス。なるほど…。また、CDI が手に入らない場合、エンジンをそっくり、まだ CDI の手に入る別車種のものに移植してしまう手もあるとか。ラクーンの場合なら MBX とか CRM とかの水冷の2ストだと、3本のエンジンマウントのうち2本が合うので、水冷用のステーを溶接するなどして水冷バイク化してしまえばいい、と…。う〜ん、さすがプロ、ご自分で溶接もこなしちゃう方ですから可能性の話はどんどん広がっていきますが、これも言われて見ればまったくその通りです。

確かに、50cc とは言え「旧車」のラクーンをメンテしながら乗っている訳ですが、別に「完全にオリジナルな姿」での維持に拘っているわけではありません。要するに「ラクーンらしさが残っている」なら、主要部品に代替品を使ったっていい訳です。そう割り切ると、ラクーンを今後も乗り続けていくのは、そんなに覚悟の要ることじゃないかも知れませんね。ひょっとしたら30年くらい先、フレームさえ腐ってなければ、電動バイクとしてラクーンを維持しているかも知れません (^ ^;)。

2005/7/22 メモ

16日発生のトラブル対応を行いました。

チェーンの噛み込み問題の対処まずはチェーン噛み込み関連の対処から。リアスイングアームのチェーンカバーのホルダ部分は噛み込みによって内側に曲がり、その後ガレージに搬送するために更に干渉しない位置まで曲げてしまいましたので、これを戻さないとチェーンカバーを固定できません。が、ペンチなどで何とか曲げ戻したものの、ボルト穴部分に応力が集中してしまい、カバーの固定ボルトが全く通らない上体になってしまいました。とりあえずこの部分はボルト固定を断念し、タイラップで仮留めしました。リアスイングアームは中古品の予備があるので、近い将来にフレーム等の再塗装をする際に差し替えようと思います。曲がってしまったリアアクスルは新品に交換、何の抵抗も無くスムースに装着できましたので、やはり最初のアクスルは若干曲がっていたのでしょうね。

噛み込んでしまったチェーンは耐久性に不安があるのでこれも新品に交換、ネットオークションで入手した 420-104 のスタンダードチェーンで 1,200円でした。本当はスプロケットも換えてやりたいところですが、今回は保留。チェーンもできるならシールチェーンにしてやりたいところですが、予算が…。チェーンを交換してみてびっくり、チェーンアジャスターの位置が一番前まで来てしまいました。つまり、古いチェーンはそれだけ「伸び」ていたんですね。チェーンは2本購入しましたので、1号の方も近々に交換しようと思います。

ハンドルは純正品に交換、でも…ちょっと高すぎるかなハンドルについてはサビを落とすと結構綺麗だったので「このままでもいいか…」とか思っていたんですが、数日置いただけでもうサビが出始めていました。まあ、ワイヤーブラシでサビを擦って落としただけで何の処理もしていないのですから当然ですが (^^;)。せっかく純正品のハンドルを入手したので、そちらに交換しました。交換の結果、ケーブル類のバランスが良くなり、またアメリカンらしい見栄えになりました。

が、このハンドル位置と形状、どうも私の好みと言うか身体にと言うか、合いませんね。グリップの上下角度を適正にしようとすると位置が高くなり過ぎますし、グリップの左右角度が「絞り」過ぎで、何か「族車」っぽいハンドルの持ち方になります。上体が上がるので背を後ろに預けたいところですが、シーシーバーとか背もたれとかは用意してませんから中途半端な姿勢になりますは、姿勢を正すとハンドルが近すぎます。ううむ…。

1号に装着されているハンドルは、高さも開きも私にピッタリです。2号の元のハンドルはグリップ位置が低いので姿勢が前よりになりますが、この純正ハンドルよりはいい感じに思いました。おそらく1号も2号も、前オーナーが純正ハンドルに不満を感じ、自分の身体に合わせるために変更したんでしょうね。私も、せっかく交換しましたが、1号と似たような形状のハンドルを探して付け直そうかと思います。

走行可能状態になったので試走しましたところ、問題点が2つ。1つはスピードメーターが時々機能しなくなると言うもので、これはメーターケーブルとギアの固定位置が悪く、ネジできちんと固定されていなかっただけでした。もう1つは吹けの悪さ。実は、試運転で使ったイリジウムプラグを普段乗りに使うのは勿体無いかと思って B7HS に交換したのですが、どうもそのせいなのか、最初の試運転の時みたいな力強さが無くなったんです。で、再度イリジウムプラグ BPR7HIX に交換してみたら正解で、B7HS より 500 回転少ないあたりからパワーが出てくれ、登坂がだいぶ楽になりました。小排気量車はプラグひとつでずいぶん変わるんですね。


▲再び走行可能となった2号。

一応これで、2号はちゃんと稼動状態になりました。しばらく通勤などで使ってみようと思います。残課題としては、ガソリンタンクのサビ処理、フロントフォークのインナーチューブの点サビ(再発)対策、マフラー洗浄&再塗装、あとはフレームにサビが結構出てきているので分解塗装、ですかね。まあ、いつになるかわかりませんが…。

★さて、せっかく自走可能にした黄色ラクーン2号ですが、運用上/置き場の都合から、2005年8月6日に、当初の目的通りバラして部品取りにしてしまいました。調子のよかったエンジン&キャブとフロントフォークを赤の1号に移植し、パーツの大部分はダンボール箱へ…。

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