このページの最終更新:2007/4/30


TOURING REPORT - ライダーズイン中土佐の下見

高知県中土佐町 ライダーズイン中土佐
【利用報告】 (2007/2/10泊)


▲正面で記念撮影していただきました

四国・高知県には「ライダーズイン」と言う名のバイク旅行者向け宿泊施設が5箇所あります。2007年の G/W に開催される予定の、屋根つきバイク愛好家の愛好オフラインミーティングの会場として、このうち中土佐町にある「ライダーズイン中土佐」を使う計画を立て、2007年2月の3連休を利用して、下見がてら泊まってきましたので、報告をしたいと思います。

なお、有名な宿泊施設なので、"ライダーズイン"でググれば沢山の情報が得られますので、ここでは既存の情報についてはあまり触れません。公式 Web ページはこちらです。また、記事中のリンク地図は、Yahoo!地図の関連箇所を使用させていただきました。昭文社のツーリングマップル中国四国編をお持ちの方は、合わせてご覧下さい。

★4/30追記:グーグル・マップでライダーズイン中土佐の建物の航空写真が見れます。こちらです。

施設の所在地は「高知県高岡郡中土佐町矢井賀乙472」です。中土佐町の南部、矢井賀(やいが)集落の浜辺に面した場所にあります。昭文社のツーリングマップル中国四国(6版)では P.90 の L6 に表示があります。国道56号線の、中土佐町の中心地・久礼(くれ)から県道25号線で30分弱ほど南下した場所です。

施設の屋根は、ダム工事や長距送水施設などの工事で使われるらしい、大口径の円筒を構成する金属部品が使われていて、カマボコ型の外観となっています。これの名称は良くわからないのですが、以前、とある南の島国の未舗装道路を 4WD で走った際、沢を横切る道路で、この金属部品を使って水路が作られているのを見た記憶があります。また、映画や報道記事などで、アメリカ軍の基地内の施設が、こんな感じのカマボコ状であるのを良く見ますよね。

左の写真は、海岸(正しくは防波堤)に面した7室です。一番奥(右端)にある大きなのが、管理事務所や炊事施設などがある管理棟です。手前の小さい建物は10棟ありますが、管理棟側の1室は倉庫、反対側の端2室は夏季海水客用と思われる公衆トイレとなっていて、客室として使えるのは7室です。管理棟に近い側が1号室、反対側が7号室です。

左の写真は、管理棟よりさらに奥の山側に設置された7室で、手前から8号室→14号室となっています。1〜7号室と作りは同一(入口の配置は左右逆)です。

客室は、海側と山側それぞれ7室の計14室となります。私が宿泊したときは、3連休とは言え2月の寒い時期で、計2名しか宿泊者がいませんでしたので、奥側の7室は使用されていませんでした。

客室の内部は左の写真のようになっています。広さは6畳+α程度で、床は板張りです。左手前側が入口ドアで、右手前側に温水シャワーと様式便器のコーナーがあり、屋根より小径の金属円筒部品で仕切られています。室内の照明は、窓際に60W電球のスポットライトが1つあるのみで、明るくはありませんが必要十分と言うところです。小さなテーブル(写真左端)がある他、イスなどはありません。私は持ち込んだレジャーボックスをそのままイス代わりに使いました。

宿泊料金表

宿泊料金(1泊) 1人/部屋 2人/部屋 3人以上/部屋 エアコン使用料
室料(税込) 3,150円 2,625円/人 2,100円/人 315円/部屋

寝具(敷布団、掛布団、毛布、枕) のレンタルは1組315円です。準備があるそうなので前もって予約して欲しいとの事です。ただ、写真の通り、全員がレンタル布団で寝る場合、1室は3名が限度で、実用的には2名がいいところですね。4名以上の場合、キャンプ用の寝具持参か、あるいは3名分だけ布団をレンタルして敷き詰めて雑魚寝するのがいいと思います。また、板張りに布団を直接引くと結構冷えます。私は薄手の防寒シートを持参しました。レンタルの敷布団は結構薄いので、クッションも兼ねてキャンプ用の銀マットを持参した方がいいかも知れません。

冷暖房はエアコンがあります。レンタル料金を払うとリモコンを貸してくれるシステムです。標準モードの暖房を使ってみましたが、結構強力でした。また、室内には AC 100V のコンセントが2個出ていて、デジカメや携帯の充電が可能です。

客室の入口は左の写真のようになっています。手前は通路ですからバイクをはみ出して置くことはできませんが、あまり奥行きが無いため、斜めに2台並べるのが精一杯ですね。停められない車両は、管理棟の近くにあるバイク9台分程度の駐車スペースを使うか、敷地のほかの邪魔にならない場所に置くかになります。とは言え、敷地は結構広いので、屋根の下・舗装の上、と言うことに拘らなければ、駐車スペースはどうとでもなりそうです。雑誌社主催のミーティングで百台以上のバイクが来たこともあるそうですし。

入口には電球の照明があるので、夜間でも簡単なメンテはできそうです。ただし、客室がご覧のように金属板1枚の屋根しか無いため、防音効果は殆ど期待できません。夜間にエンジンをかけるのはご法度です。

なお、1〜7号室は写真のように入口ドアが左側にありますが、8〜14号室は逆に右側にあります。ドアの反対側の出っ張りがシャワー・トイレ室です。ドアは自動で閉まりますが、ドア下に詰めて開きっ放しにする木片が借りられます。

管理棟は共有スペースです。受付・炊事場・トイレ・事務室・飲食と歓談のためのスペースがあります。また、屋外に飲料の自販機が1台あります。

チェックインは 16 時から。チェックアウトは 10 時までです。ただし、管理棟が使用出来るのは 8〜20 時のみで、その他の時間帯はカギが閉まってしまいます。ですから、遅くても20時までには到着が必要です。また、朝早く(8時以前に)出発する場合は、室内を片付けた上で、カギやリモコン類を室内に置いたまま出発してもらってるそうです。

管理棟の近くに犬小屋があり、ワンちゃんが1匹いらっしゃいました。スタッフの方が飼われているようで、朝7時半くらいに散歩に連れて出かけられてました。

受付です。チェックイン手続きと清算はここで行います。

なお、この受付の向かいに事務室があり、その手前にデスクトップパソコンが1セット置いてありました。このパソコンを使用して、以前は自由にインターネット接続ができたそうなのですが、スタッフの方によると、現在は町役場の方から「使用停止」と言われているそうです。セキュリティ対策が管理できないためなのか、経費削減のためなのかは不明ですが…。

受付には電話がありますが、公衆電話ではありません。また、敷地内にピンク電話なども設置されていません。私の持参したドコモの mova 携帯は問題なく通じましたが、FOMA や他社携帯は不明です。ウィルコムの PHS は全くダメでした。パソコン持参でネット接続を考えている方は、公衆電話用のアナログモデムか携帯電話I/Fなどを準備するのが良さそうです。

受付の背面が喫茶カウンター (画面左端) で、向かいは写真のように喫茶&歓談スペースになっています。写真には写ってませんが、右奥に大画面TVやビデオ設備、左手前にバイク雑誌類が置いてあります。

なお、モーニングセット(380円) のサービスがあります(要予約)。右の写真は、私が滞在した時に出されたメニューで、厚切りトーストにジャムにサラダ、味噌汁にゆで卵にコーヒー、手製と思われる伊予柑ゼリー、と言う内容でした。ボリュームがあって食べ応え十分、サラダが非常においしかったのでビックリでした。ただし、モーニングセットは、管理棟が開く8時以降に調理を開始するようですので、利用するなら、出発は9時以降とする必要がありますね。

せっかくの共用スペースですが、夜は20時で閉鎖されます。客室内では騒げませんので、以後も酒を飲んで宴会をするのであれば、屋外にあるテーブルとベンチが良いかと思います。

夕食の提供はありませんので、外で済ませるか、弁当などの食事を持参するか、あるいは材料を持参して自炊することになります。自炊の際は、管理棟の一角に共用の調理スペースがあり、備え付けの電子レンジ、調理器具とガスは自由に使えます。あまり広くないので、同時に調理できるのは2組程度が限度だと思いますが、鍋や食器類も棚にあるものが自由に使え、内容もだいたい一通りありますので、材料だけ持参しても大丈夫そうです。ただし、スタッフの人から「割り箸だけは持参してくれ」と言われました。業務用冷蔵庫の1角が、客用として利用できるそうです。ゴミも分別が必要ですが、ここで捨てさせて貰えます。

※オーブントースターは共用スペースにはありませんんが、喫茶カウンターにモーニングセット用のものがありましたので、頼めば借りられそうです。あと、飲用水はここの水道水で問題なさそうです。今回、途中で炊事用の水を組んだり買ったりする時間が無かったので、ここのキッチンの水道水を水筒に汲んでそのまま飲みましたが、変な味がすることもなく、体調もおかしくなりませんでした。試してませんが、客室シャワー室の水道も多分同じだと思います。

ただし、管理棟は20時で閉まりますので、この調理スペースの利用も20時限りです。翌朝も8時までダメです。

共用棟内には売店はありませんが、ちょっとしたお菓子、カップ麺、ビール類は置いてありました。全く手ぶらで来ても何とかなりそうですが、選択肢が無いに等しいので、あまりお勧めできませんね。なお、今回は日没後に到着したこともあって、周囲にお店などがあるかどうかの確認はありできなかったのですが、少なくともライダーズインのある「矢井賀」集落と、その北の「上ノ加江」集落には、夜間やっていそうなお店は確認できませんでした。夕食の買い物は、中土佐町の中心地「久礼」に寄ったときか、あるいは中土佐町に入る前に済ませておくのが賢明だと思います。

残念ながら管理棟は8〜20時以外は閉まるため、夜や早朝に調理をしたいなら、客室内で細々とやるか、屋外で、と言うことになります。また、BBQをする場合は必然的に屋外になります。1〜7号室の海岸側に、照明付きで砂利敷きの広いスペースがあり、テーブル類を借りて行えます。

調理器具のレンタルも可能です。BBQ台(2つを確認)、カセットコンロ(ガス付き・多数)が 300円/台だそうです。BBQ用の炭も300円で提供してもらえるようです。BBQ台は台数が少ないようなので、繁忙期は予約しておくべきですね。

ただ、いくら屋外とは言え、客室の目の前で、しかもあまり防音性の無い構造の部屋ですから、遅くまで騒ぐのは考え物です。翌日も元気に走るため、夜は早々に寝るべきだ、ってことだと思います。

消火器くらいしか防火設備が無い客室内での調理は、あまり推奨していないようですが、禁止と言う訳でも無いみたいです。3号室に泊まりましたが、結構、床に何かをこぼしたらしい染みがありました。

施設は東海岸に面していますが、海岸線の向きが東西のため、日の出はギリギリ左端になります。2月の日のでは左の写真の位置でしたが、春〜秋はもっと左に寄るはずです。それに、客室とビーチの間には防波堤もありますので、客室から日の出を直接見ることはできませんね。朝は早起きして、ちょっとビーチを散歩するのがいいかと思います。
そのプライベートビーチは、こんな感じでした。夏場はいい海水浴場になりそうです。
ところで、客室は全部で14室しか無いのですが、6人以上の団体の場合、3・4号室の通路を挟んだ反対側にある8畳ほどの広さのプレハブ小屋を、雑魚寝の客室として利用させてもらえるそうです。中までは見せてもらいませんでしたので、設備についてはわかりません。団体客用の他、繁忙期に予約なしの客が突然来てしまった場合の、予備室の意味もあるのかも知れませんね。

ところで、客室の予約管理簿を見せてもらいましたら、各号室ごとにマス目のある管理簿に直接記入されていましたので、部屋の号数を指定して予約することもできそうです。

例えば、遅くまで室内でしゃべりたいようなら、端の6・7号室を予約して、6号室を寝室、7号室を談笑室にすれば、7号室の反対側は公衆トイレなので、1〜5号室への騒音の影響を減らせますね。…とは言え、たいして距離が取れる輪でもなく、人里離れて静かな場所ですから、騒音を減らせると言っても程度問題だと思います。無理して夜遅くまで騒ぐより、やはりとっとと寝て、翌日走る元気を残すのが正解だと思います。

さて、ライダーズインの入り口は、このような右Uターンがあります。1日中走行して走って疲れた足は、なかなか言うことを聞きません。私は今回、いよいよ最後に、ここで右に立ちコケしてしまいました (- -;)。皆さんも、本当に最後の最後まで気を抜くことなく、注意して下さいね。

初めてライダーズイン中土佐に行かれる方にアドバイスです。ぜひ、北方向(高知・須崎方面)から南下するコースを取りましょう。やむなく南方向(四万十市・四万十町)方面から北上する場合多少遠回りでも、国道56号で中土佐町の中心地「久礼」(くれ)まで来て、そこから県道25号を南下することをお勧めします。県道25号を南下し、上ノ加江あたりまでくれば、ライダーズインの案内標識がありますから、夜間でも迷わず到着できます。

なんでこんなことを書くかと言うと、今回、四万十町・窪川から県道325号線で山越えする、地図で見ると「近道」に見えるコースを実際に取ってみたら、ひどい悪路だった上に、道に迷ってしまったからです (^ ^;)。

ツーリングマップル中国四国版をお持ちの方は、P.90 を開いて L6 付近を見てください。Yahoo!地図だとこのあたりになります。窪川から黒石・飯ノ川を経て北東へ伸びる県道 325 号は、マップルに「グネグネの狭い道。落石。走行注意」とある通り、"県道"は誇大表示だろと思えるような山道で、舗装はされているものの路面はかなり荒れていて、落石で走行ライン取りにも神経を使い、予想以上に時間がかかりました。また、到着が遅れた場合、ロクに標識も無いこの道では、日没後の夜間走行で周囲の状況を確認するのが困難です。実際に、マップルでは途中で松尾神社に降りる分岐道があると読めますが、私はその分岐を確認できませんでした。また、325号は L6 左上付近で県道25号と交差しているようにマップルでは見えます。325号を必死こいて進んだ下私は、暗い夜道であまりはっきり見えない地図を頼りに、この交差点で右折して 25 号に乗るつもりだったのですが、実はこの部分は交差点ではなく、尾根道の 325 号の下を、25 号がトンネルで通過している「立体交差」だったんです。また、途中に「25号はこちら、2トン未満のみ」と言う表示がある分岐は確認したのですが、まさか立体交差だとは思っていませんでしたから、あまりに細い分岐道は危険だ、と考えて選びませんでした。で、暗闇の山道をズルズルと走って、「上ノ加江」集落まで降りてしまい、迷ったのです。

翌日朝、迷ったこの部分を実際に走って確認し直しました。「25号こちら」の表示があったわき道は、表示通りに325号と25号の交差部の短絡露でした。25号側の分岐点(トンネルの南側出口すぐ)にもちゃんと標識が立っていました。Yahoo!地図で確認してみたところ、こんな具合で、マップルには乗ってない細い道として描かれてました。ただし、325号以上に荒れた路面で、325号から来る時は下り道だとは言え、荷物満載のスクーターには、リアサスに負担がかかり過ぎて、やはりちょっとお勧めできない道でした。

そんな訳で、オフロードバイクに乗ってる人は別として、そうでない場合、南方向から県道325号でライダーズイン中土佐へ接近しようと言う無謀なプランは立てないよう、強くお勧めいたします。

おことわり
当ページは CSS 対応型式に逐次更新を行っている最中です。ページの体裁が一部、 古いままの記事が残っている箇所がございますので、ご了承願います。

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