Updated : 2003/7/23

2.4GHz 80cm Dish のフィードを
K3TZ Patch に変更

アマチュア無線メニューへ戻る


1.ヘリカルフィードをパッチ式に交換 2002/11/10更新

現用ヘリカルフィード・さびだらけ…80cm Dish 用に作成して使用中だったヘリカルフィード2号機ですが、直結アンプの防水カバーとして使っていたタッパが、2002年秋の台風で吹っ飛んでしまいまして、とりあえず防水のためにビニル袋を被せた状態にしていました。数日後に近隣のお宅の庭から見つかったのですが、2001年9月から1年以上、紫外線に晒されていたこともあってか、バリバリに割れた状態でした。

このタッパは 100 円ショップで売っていたもので、そんなに特殊なものでもなく、たぶんまた買いに行けば、同じモのがあるだろう…と思っていましたが、甘かった!。同じ型・サイズのものばかりか、同じ形状のタッパそのものが、店頭在庫に全然無いのです。100 円ショップ以外にもあちこち探したのですが、どうも希望のものが手に入りません。…良く見ると、ヘリカルフィードの銅線もカバーの鉄缶も、2年近く剥き出しで、かなり錆びてきています。これは、ぼちぼち変え時です。

今度は缶を使った一体方式、防水も兼用そこで、以前に一度試作したものの、そのままオクラ入りになっていたパッチフィードを使って、フィードを作り直すことにしました。

まずは構造。前回は缶のフタの内側にパッチエレメントを装着しましたが、缶のフチのせいか共振周波数が下がると言う現象がありましたし、今回はフィードにプリアンプを直結する必要がありますので、缶のフタでは強度面で問題があります。また、タッパでプリアンプの防水カバーを作っても、また紫外線劣化や台風で飛んでいく心配をしなくてはなりません。できれば、防水も兼ねた一体構造にしたいものです。

…そこで、今回は金属缶の底にエレメントを装着し、プリアンプを缶の中に収納する形を考えました。これだと缶のフタをするだけで防水OKですし、缶のフタは軽いので風程度では飛んでいきません。一番大きな構造物となる缶本体を支持するので、耐久性の心配も要りませんしね。

具体的なパッチの設計は、K3TZ のサイトにあるエレメント寸法をそのまま使用し、0.3mmφのりん青銅板を使って作りました。缶は 100 円ショップにあった鉄製の小物入れ。缶底のフチの盛り上がりが共振周波数に影響する気もしますが、ま、気にしない気にしない。


▲缶の底にパッチエレメントを配置。

▲給電部はSMA-R

▲防錆で表面を白く塗装

▲ケーブル取出し穴をあける

▲完成したパッチフィードの全体。プラスチックのLアングルを使ってセンター
パイプから突き出して支持。各部はエポキシで固定。

エレメントの缶底への固定は、SMA-R コネクタから突き出ている端子のテフロン絶縁体、および 3mm 厚、5mm 角のプラスチックスペーサ2個で缶底との間隔を 3mm に維持し、エポキシ接着剤で固定しています。エレメントの表面は、防錆のつもりで、白色ペンで塗ってありますが、背面は塗ってませんので、効果のほどは…。

支持方法は色々悩んだが、結局この方法で缶をどのように Dish 前面に固定するかで、ずいぶんと悩んだのですが、最終的には写真のように、スチロール製のLアングル2本を使って、缶を挟み込むようにして、センターポールに通すスチロール棒に固定することにしました。ネジで締めて形を維持し、エポキシ接着剤を各所に充填して固めました。

ヘリカルフィードなら、ケーブル類はヘリカルの中心に通す支持棒の中を通してしまえばいいのですが、パッチだとそれができません。そこで、缶の横に穴を開けて出し、支持具のLアングル沿いに沿わせることにしました。

缶の中にプリアンプを収納缶底のパッチエレメントの給電点には、SMA-R を装着してあります。手持ちのプリアンプは入力端が SMA-P になっているので、そのままネジこんでやれば給電点直結となります。缶の直径が小さく手が入りにくいので、プリアンプを取り付けるのにだいぶ苦労しましたが、何とか締めこめました。

プリアンプにケーブルを装着してみましたが、あらら、ちょっと缶の長さより 3mm ほど長かったですね。まあ、缶の代替品がある訳じゃないし、フタも問題なく閉まるので、よしとしましょう。Dish に装着しケーブルを配線し、コンバータに接続。動作確認…OKです。

缶は常に上を向く構造なので、フタには特別な防水措置はしていません。が、缶の側面、装着状態では下側になるケーブルの取り出し穴には、何か詰め物をしておかないと、水が入ってしまいます。缶底には水抜き穴なんて開けてませんし…。詰め物には、クーラーの取り付け工事などで隙間を充填する際に使うパテを使いました。工作用粘土と違って乾きませんから、また取り外すときにも便利です。


▲フタ開の状態

▲フタを装着…

▲セット完了

▲エレメントはこんな具合

▲常に上を向く

▲充填材でケーブル穴を埋める

さあ、これでようやく、みっともないビニル袋防水とはオサラバです。

夕日のシルエット

2.8ヶ月経過… 2003/7/23更新

さて、設置から8ヶ月が経過しました。2003/1〜 は多忙でメンテナンスをする余裕も無かったのですが、仕事が落ち着いてしばらくぶりにベランダに上がってみたら…、うをあ、パッチフィードがサビサビです。

まあ、100 円ショップのスチール缶、しかも鉄むき出しなんで、当然に防錆加工なんかされてなくて、錆びるのはある程度覚悟の上だったのですが、これだけ見事に変色するとは思いませんでした。

パッチ面は無事缶の底のパッチフィードは無事でした。ずっと Dish を 90 度上に向けていて、缶の底は雨から隠れる形になっていたと言うこともあるのだと思いますが、一安心です。結構、缶底の加工って大変なんですよね。

その他、周囲の防水についても特段の劣化はありませんでしたが、このまま放っておくといずれ錆から穴が開いてしまうでしょうから、塗装か何かしないといけませんね。

内部は浸水も無く LNA も無事だった一番心配だった中身は、ご覧の通り完全に無事でホッとしました。浸水の形跡もなく綺麗なものです。

電圧を少しずつ上げながらゆっくり通電して、LNA とコンバータの動作も確認。放置していたにも関わらず良好に動作しているようで、これも一安心です。

 

 

 

 

 


by Yoshihiro Imaishi JF6BCC/KH2GR
jf6bcc@nospam.jarl.com <= "nospam." は取ってください

アマチュア無線メニューへ戻る