1st Updated : 2003/7/23
Last Updated : 2003/8/3

AO-40 Uplink 用 11 エレクロス八木を更新

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1.台風で破損

台風で壊れてしまった初代 11 エレクロス八木2003年6月の台風6号による強風で、ベランダに出しっ放しだった 11 エレクロス八木が破損してしまいました。多忙で使わなかったのなら、外して降ろしておけば良かった、と後から言っても始まりませんけどね (- -;)。

15mm 角材の貧弱なブームで、しかも後方支持方式のアンパランスさ、しかもエレメントを通すために多数の穴をドリルで開けている訳ですから、まあ、壊れないと考える方に無理がありますが、それにしても、ペンキで防水していたにも関わらず2年も経たずオシャカになった訳です。やはり木材の耐久性にはあまり期待できませんね。

写真の通り、折損箇所はブームの後方で、後方配置側のリフレクタの穴からボッキリ逝ってます。落下の衝撃でエレメントもグニャグニャ…、まあ、こちらは耐久性ナシの 3mm 径アルミパイプですから、落下事故でもあればこうなるのは目に見えていますけど。

2.ブームを釣竿にして再作成

ブームを釣竿にして再作成AO-40 への復帰を急ぐためにも、このアップリンク用アンテナの再作成が急務です。幸い、ラジエタ・エレメントとフエーズラインは無事でしたので、また同じ 11 エレクロス八木を再作成するのが早道です。

が、角材ブームで屋外設置となると、防腐・防水処置が必要ですから、加工に時間がかかります。また、いずれ強風で同じように破損してしまうでしょう。もっと軽くて強く、耐候性がある身近な素材が必要です。

そこで、移動運用に使う折りたたみ式八木アンテナのブームに使用している、渓流釣り用の 4.5m フェノール樹脂製の釣竿を、固定用にも使うことにしました。この釣竿の根元部分 2m だけを使って八木のブームにします。

ブームが釣竿である以外は全く同一構造基本的な構造は前の角材ブームの場合と同一です。ブームが丸いので、エレメントの穴あけで平行・垂直を維持するのに苦労しました (^ ^;)。釣竿の根元部分は、コルクの帯をスペーサに利用してかぶせた 30cm のイレクターパイプ (ビニルテープで防水兼用で固定) を、ベース側のイレクターパイプ用T字継ぎ手にはめて支持します。

ラジエターとフェーズラインは破損した旧 11 エレ八木のものをそのまま再利用、それ以外のエレメントは新しく作成し直しました。エレメントのブームへの固定方法は、接着剤を使ってしっかりとしたいところですが、今回は簡単に、エレメントを穴に通して両側をビニルテープで巻いて止めるだけにしました。

釣竿の底のキャップは外して、釣竿内部に入った雨水が貯まらず抜けるようにしました。

2003/7/23 早朝、出勤前、ラジエタを右旋回円偏波になるよう組み付け、無線機を接続して SWR を測定し、<1.2 と非常に良好であることを確認しました。

3.コンバータの日よけを代用品で

アルミ皿の日よけは、とりあえず廃 CD で代用台風では、Dish 背面に配置してある Drake2880 改造コンバータの「日よけ」も破損してしまいました。日よけに使っていた家庭用のアルミ製食用油受け皿は、スーパーなどに行けばいつでも手に入る日用品なのですが、とりあえず手持ちの材料で何か…と探したところ、パソコン屋で買い物をした際にタダで貰える ISP 勧誘 CD-ROM が目に留まりました。サイズはやや小さいのですが、これに穴を開けてやれば、日よけの代用品にはできそうです。

とりあえず、4mm φドリルでコンバータの取り付けUボルト用の穴を開け、CD 中央の窓はアルミテープを貼って塞ぎ、蝶ナットで取り付けてみました。コンバータをすっぽり隠さないと「日よけ」の効果は低いんですが、まあ、これでも無いよりはマシでしょう。

CD の平面度は高く、太陽光が反射してキラキラ輝いています。遠くからはいい目印になるかも…。

2003/8/3 日よけを作り直しました。

復活した日よけ梅雨明けの炎天下で AO-40 の受信に QRH が支障をきたしたため、家庭用アルミ皿を使って日よけを作り直しました。右の写真がそうです。

…と言っても、ドレーク 2880 コンバータの取り付けボルトの幅に合わせて 4mm の穴を空けただけなんですけどね。で、それを装着した訳ですが、せっかくの廃CD 日よけがもったいない(単にキラキラさせたいだけだったりして)ので、それも一緒にネジで締め込んじゃいました。

日よけと 2880 コンバータは密着していません。1cm ほど浮かせてあります。密着してしまうと、日よけのアルミに日射で溜まった熱が 2880 コンバータに伝わってしまい、かえって温度変化を大きくしてしまいますからね。わずかに浮かすことで、その部分に空気が流れて熱を逃がしてくれることが期待できます。

アルミに限らず、炎天下の金属って加熱しますもんね。銀色だから熱を反射しやすいだろう、なんて思うものですが、実はそうじゃなくて、黒く塗装した表面よりも、かえって加熱するんだそうで…以前 AMSAT-BB て話題になってたんですよ。こういう所には、白く塗装するのが一番いいんだそうです Hi。

4.直下アンプも点検

ベランダからシャックの無線機までは 8D-FB とは言え 20m もの配線なので、同軸の損失もバカになりません (-2dB ちょい、20W -> 13W)。そこで現在は、AO-40 のアップリンク専用に、アンテナ直下に 50W の 435MHz リニアアンプを配置しています。

435MHz 直下アンプ。現在は送信専用。このアンプは、ダイワ製の古い直下型送受信アンプで、ネットオークションでジャンク品として入手したものなのですが、受信アンプと送受信切り替え回路部分が機能していなかったため、送信アンプ部とスルー回路のみを活用して、送信専用アンプとして復活させたものです。受信アンプが生きていれば 435MHz の受信用にも使えるんですけどね…。樹脂製のケースも相当傷んでいて、下部のスカート部分が折れて脱落しているため、アルミテープを使って防水スカート「もどき」をつけてあります Hi。

電源はシャックから、8D-FB に重畳して DC13.8V を供給し、それで動いています。また、一応キャリコンでも動きますが、外部スタンバイ線を 3C-2V を使って配線して、シャックのコントローラで強制スタンバイ (早い話が送信固定 ^ ^;) できるようにしてあります。

直下アンプ off 時には IC-821 の 20W 出力がそのままアップリンク用アンテナに供給されます (2dB ちょいの損失で実質 13W 程度です)。通常の AO-40 運用では、このアンプのお世話になるのは SQA が高くて返りが十分得られない時くらいで、SQA <5度のような良好な状況だと、off で IC-821 の 20W でも多すぎる位になりますね。直下アンプを on にする時は 13W は大きすぎるので、IC-821 の出力を 3〜4W に絞ります。

こちらも半年以上放置していたのですが、とりあえず電源を入れるとちゃんと動作しましたので一安心です。いずれ時期を見て、受信アンプと切り替え回路を内蔵させてやろうとは考えていますが、だいぶ先の話になりそうですね。

 


by Yoshihiro Imaishi JF6BCC/KH2GR
jf6bcc@nospam.jarl.com <= "nospam." は取ってください

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