Updated at 16th. Sept. 2000


JF6BCC のジャンクアンテナ実験

アマチュア無線メニューへ戻る

1.怪しげなハンディ機器用?伸縮ホイップ

2000/9/10(日)、外出のついでに、北九州市小倉北区片野のハムショップ「ハムジン」小倉本店に寄り、そこで面白そうなホイップアンテナのジャンクがあったので買ってきました。縮長 160mm、伸長 1,146mm の9段伸縮ホイップで作られた BNC 端子のもので、根元に 3cm 位の黒いプラスチックモールド部品がついています。品書きには仕様は何も書いてなく、見た感じでは、30〜60MHz のワイヤレスマイク用か、あるいは 26MHz のCB用と言った感じです。値段は \980 でした。プラスチックモールドの中身がわからないが、ひょっとしたら使えるかも、と思い購入し、帰宅後に MFJ の SWR アナライザで測ってみました。

全伸状態 … fo=45.5MHz
先端の1段のみ縮める… fo=46.5MHz

 おっ、これはひょっとして FT-817 の 6m ホイップになるかも知れない(パンフによると、付属のものはかなり短いフレキシブルタイプらしく、使い物にならない気がする)と思ったのですが、

3段縮める … fo=47.5MHz
5段縮める … fo=48.0MHz

…どうにも
不自然な fo の動き方です。全長は既に半分程度なのに、fo は 3MHz しか上がっていない…。6段以上縮めると fo が出なくなってしまいました。しかも、全伸状態では +-1MHz 位の間で SWR が 2 以下(最低 1.3)だったものが、縮めていくに従って、同調する範囲が狭くなり、5段縮めたときには +-100KHz もありません。

これは…どうやら、モールドの中身は単なるコイルではなく、周波数選択性を持つマッチング回路のようです。確かに、全伸状態でも fo での Z は、普通の短縮ホイップなら 20〜30 ohm 位になるはずが、こいつは 60ohm 位でした。なるほど…ハムジンが仕様を何も書かないワケだ。こりゃ、わかんないよな。で…モールド部分とホイップ部分を外して中身を確認しようとしたんですが…だめです、引いても回しても外れません。なんか特殊な方法で組み付けてあるようです。

そんな訳で、\980 のホイップは、現時点では全然役に立ちそうにありません (^^;)。L を足してピコ21用にするか、減らして 6m 用にするかしたかったのですが、モノがしっかりしているだけに残念です。

ハムジンの店舗は博多にもありますから、同じ製品が転がっているかも知れませんので、こいつを何かに流用しようと考える時は、ご用心を。

続報です。思い切って底部のプラスチックモールド部を破壊して内部を確認してみましたところ、出てきたのはこのような(→)部品…。0.5mm 径エナメル線が直径 5mm のスチロール製の筒に5回巻き、そしてそれと「並列」に 82pF のセラコンが入っています。見た目は完全な並列共振回路ですが、ディップメーターが無いのでこの部分の共振周波数はよくわかりません。セラコンを除去すると全伸状態で fo=60MHz 近辺になりますが…なんでCがLと並列に入ると fo が下がるんでしょう?。これは謎の回路だ…。
まあ、どっちにしてもこの回路のままでは応用が効かないので、単なるLに変更することにしました。0.5mm のエナメル線を 13 回巻きにしたところ、fo がだいたい 51.5MHz あたりに来ました。とりあえずこれで FT-817 の 50MHz 用のホイップにできそうです。ただ、L が大き過ぎるためか、全縮状態では fo=120MHz となり、残念ながら 144MHz 帯との共用は無理でした。エアバンドには使えそうですが…使わないよ、こんなの。
コネクタに挿してエポキシ接着剤で隙間を埋めて固定しました。プラスチックモールドを破壊してしまったため、コネクタとホイップ本体を固定するのに、紙を巻いたりエポキシを盛ったりして、一苦労でした。

2.伸縮ホイップ2本で作った仮設ダイポール


ジャンク屋の店頭によくある FM ラジオ用の伸縮ホイップ(ネジあり)2本を、基板取り付け用のプラ製スペーサーを介して逆向けに接続する、まあよくあるタイプの伸縮ダイポールなんですが、それをフトン干し用の大型洗濯バサミを利用して写真(←)のように組み付けました。移動先の立ち木、標柱やフェンスなど、あるいは持参する釣り竿などを「ひょい」と挟めば、それだけで固定OKです。耐久性はありませんが、ちょっとした仮設用途にはピッタリです。これで 28/50MHz のダイポールにします。
「あれ?FM 用の伸縮ホイップじゃ、28/50には足りないよね?」…ごもっともです。実際に使用しているホイップは全伸状態で 75cm のものですから、このままでは 95MHz あたりにしか同調しません。そこで、ビニル線の一方にワニ口クリップ、もう一方に洗濯バサミをつけた小道具を2つ使い、写真(→)のように、ダイポールの先端からエレメントを足しますと…おお、ちゃんと 28/50MHz で同調できるようになるんですね。 もちろん、ワイヤーを外して少し縮めれば 145MHz にもなりますし、縮長 15cm と短めのホイップのおかげで 435MHz に合わせることも可能、たったこれだけで、28〜430 の4バンドをカバーしてくれるんです (^^;)。

用意する延長ワイヤーは、50MHz用が長さ70cm、28MHz用が長さ 1.6m で、それぞれ2本です。2.6m のものを用意すれば21MHz もいけそうですが、その位の長さになると、張力でワニ口クリップが持たずに外れてしまいます (^^;)。

まあ、これを使って実際に運用することは殆ど無い訳ですが、分解すればどんな荷物の隙間にでも入りこんでしまいますので、移動運用時の「非常用」になりますし、山岳移動などでも重宝するかも知れません。


↓ワニ口クリップと洗濯バサミ

3.144MHz帯用デルタループアンテナ(計画中)

衛星用アンテナのコーナーでも紹介した、TV/FM用のV字アンテナのジャンク(\480)を2個使って、144MHzのデルタループアンテナを計画中!。

 

とりあえず以上。また変更があったらUpdateします。


Posted and Edited by 今石良寛 Yoshihiro Imaishi.
mailto:imaishi@dream.com

アマチュア無線メニューへ戻る


★警告と周知:(1)このホームページに掲載されている記事を、ホームページ作者及び記事作成者の許可なく、転載・引用することを禁じます。(2)このホームページへリンクを貼る場合、事前の連絡と承諾は不必要ですが、リンクを張った際にはご一報下さい。ホームページ作者は、当ホームページへのリンクを拒否する権利を保留します。

★免責事項:(1)このホームページで使用されているGIF画像は、ホームページスペースの運営会社が自動的に付加するものを除き、米ユニシス社のライセンスを受けた Microsift Paint によって作成されたものです。ホームページスペースの運営会社が自動的に付加する画像データについては、このホームページ作者の責任範囲外であり、これに伴う全ての権利的諸問題について一切の責任を負わないことを周知します。(2)掲載されている内容は全て、その記事が作成された時点の記事作成者の機器・ソフト環境等に依存したものです。記事内容に街頭しない機種・ソフト環境での動作保証するものではありません。(3)本ホームページに掲載された記事を利用することによる故障・トラブルその他について、ホームページ作者と記事の作成者は一切の責任を負いません

★その他:(1)MS, Microsoft, ActiveSync,Outlook, Pocket Outlook, Windows,WindowsCEは、米Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている会社名・製品名は、各社の商標および登録商標です。