Updated : 2002/10/2

WH6BIE Kyle (ハワイ) との交信を目的に
高台へ移動運用
2002/9/25

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トコナッツの島、ハワイ(いきなりおじさんギャグかよ --;)。日本の遥か東北東海上に浮かぶ島…。え、北じゃなくて南の間違いだろって?。いえいえ、大圏コースで言うとハワイは東北東方向で良いのです。南南東だと天国に一番近いニューカレドニアに逝って…もとい、行ってしまいますよ。

くだらない冗談で改行数を稼ぐのはこのあたりにして、ハワイは日本、特に西日本からは、非常に微妙な距離にあります。AO-10/40 のような長楕円軌道の衛星は別として、高度 800〜1000km 程度の LEO 衛星では届かないが、高度 1,300〜1500km の LEO 衛星だと、何とかギリギリ届く距離なんですね。FO-20 衛星の遠地点高度が約 1,600km、AO-7 衛星が 1,400km で、この2つの衛星なら、ハワイと福岡との間に交信チャンスがあるかも知れません。

先だって AO-40 での交信に成功したハワイの WH6BIE Kyle から、AO-7 を経由した交信のスケジュール提案があったのが 2002/9/23 でした。この時期、日本時間の午後遅くに、AO-7 の北上パスの食明けでハワイ〜福岡がフットプリントに入るチャンスがあったのです。

日本側の時間が 17:00 近辺となる(ハワイ側は 22:00 近辺) ので、週末でないと対応できないと思われたのですが、ちょうど 9/25(水) に休日出勤の代休を取る予定があったので、挑戦してみることにしました。とは言っても、福岡では最大仰角わずかに2度未満、自宅からでは無理があります。そこで、東側が水平線まで見える高台に、衛星移動用機材をスクータに積み込んで移動することにしました。

移動先は、北九州市門司区にある風師 (かざし) 山公園のとある広場です。道路からほんの少し入ったところに通信施設跡があります。人間の背丈ほどの草が生い茂っているので展望は良くないのですが、電波的には、東の周防灘の対岸の小野田市までがまる見えの絶好の場所です。自宅から単車でも1時間かからずに来れる場所です。ここに来るのは10年ぶりくらいなのですが、昔と全然変わっていませんでした (^ ^;)。

移動運用の設備はいつもの通り…と言いますか、2002年5月の小笠原でやったのと同じです。AO-40 相手ではないのでかさばる BBQ Dish が要らず、カメラ三脚や手持ち八木をリアの荷台にくくりつけ、無線機器類をカバンに詰め込んで、国道を突っ走りました。到着後すぐにカメラ三脚を立て、スクータのシートを机にして無線機を展開、17:04 の AOS の 30 分前にはセットアップを終了しました。…このセットアップだと、人間が座るところが無いんですよねぇ。今度は折りたたみ椅子を括り付けてこなくては。

使用無線機は IC-821 (20W)、電源は 20AH のシールバッテリを、スクータのメットインスペースに収納してそこから引きました。20W 級の無線機なら、このバッテリで4〜5時間の連続運用が可能です。アンテナは手持ち八木 (144MHz 4ele、435MHz 6ele) です。

軌道計算には PDA の Palm 機で動く PocketSat を使用しました。最近の新バージョンでは、LEO 衛星以外にも対応して非常に使い勝手が良くなっています。今後は、衛星通信の移動運用に大きなパソコンを持参して電源を心配したりする必要は無さそうです。

肝心の WH6BIE とのスケジュールなんですが、狙いどおりに Mode-B で動いていたものの、こちらで AOS した時点では、既に先方では山陰に隠れてしまっていたらしく、相手の信号を確認することはできませんでした。しかし、東日本では何局かが交信に成功したもようでした。こちらはこれ以上東よりのパスには対応ができませんから、後は Kyle の方で西側が開けた場所に移動運用でもしてもらわないとダメそうです (- -;)。

山頂では平日であるにも関わらず、散歩やジョギングなどで結構人が通りかかっておりまして、中にお一人、アマチュア無線をやっている方もいらっしゃいました。衛星通信をご覧になるのは初めてらしく、スケジュールが終了するまで脇でじっと見ておられました (^ ^;)。これで成功していれば万々歳なんですけどね。

Kyle とは、2002年10月のグアム移動運用でも、スケジュールを組むことにしています。グアムの方が福岡より東にありますので、多少は楽に交信できるのではないかと期待しているところです。

 

LOS 後、早々に撤収して帰宅しました (^ ^;)。撤収時間はわずか 20 分、衛星の移動運用は簡単でいいですね。


by Yoshihiro Imaishi JF6BCC/KH2GR
mailto:jf6bcc@jarl.com

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